「ラ・カンパネラ」の奇跡ー才能が目覚めるためには
ピアノ弾けない、譜面読めない50代の海苔漁師のおっちゃんが、フジ子・ヘミングさんの前で「ラ・カンパネラ」を弾いた!
こんにちは。
ステージに上がる音楽家のためのパーソナルトレーナー進藤浩子です。
なぜ、こんなアンビリバボーことが起こるのか?
今回、これを遺伝子から解説します。(笑)
と言っても、親が音楽家だからその遺伝子、という話ではないです。
遺伝子工学の村上和雄さん、筑波大学名誉教授によると、人間の遺伝子の99.9%は同じだそうです。
「能力に差が出るのは、遺伝子がオンになっているか、オフになっているか。
遺伝子オンにすることで、人は生まれ変わることができる。」
遺伝子と能力
その前に、遺伝子とは?
細胞の中の核という部分にある、組織を作って働かせる設計図です。
親から子へ形質遺伝したり、皮膚の細胞が皮膚を再生したり、心臓の細胞が心臓を動かす設計を伝えてます。
村上さんによると、
一つの細胞内の遺伝子が持つキャパシティを100とすれば、その3〜5%しか用いてない。
世の中には、優れた能力を発揮する人、ものすごく頭がいい、スポーツができる、絵が上手、な人がいます。
他の人よりほんの少し遺伝子の働きが活発なのです。
普通の人が遺伝子のキャパ3〜5%を使っている時、6〜8%使っている。
誤差と言って良いほどわずかなもの、だそうです。
眠っている遺伝子を目覚めさせる
自分にとって好ましい遺伝子がちょっと余計に働いてくれれば、それまでとは違う自分になれる。
遺伝子にはスイッチのようにオンオフの機能があります。
ガン遺伝子など好ましくないものには眠ってもらい、好ましい遺伝子をオンにしてどんどん働いてもらえばいいのです。
以前は遺伝子の働きは固定的、運命的で抗いがたいもの、と受けとられていました。
しかしそうではない、オンオフは一生固定されておらず、与えられる環境によって変化するもの。
高血圧、糖尿病、発癌性の遺伝子もそうです。
伸びる人は眠れる遺伝子を呼び起こす。
遺伝子をオンにするには、環境、つまり生活習慣、考え方、心や精神が変化すること。
そのためには
1、物事に熱中できるー何かに取り組んだら脇目もふらず、周りがどうあれお構いなし。
2、持続性
3、常識にとらわれないー規制されない自由な発想を持つ
3つ共、この方に当てはまりますね!
遺伝子オンにするには
村上さん曰く、
遺伝子のスイッチオンにするには、災害や病気などで死にそうな目にあったり、
ひどい空腹や囚われの身から自由になれたときだそうです。
でも、日常で満たされてるので、そんな目に合わない。
人間は快感を求める原則があるので、美しさ、楽しさなどを「すばらしい」と思う感動だそうです。
美しい、楽しいことで「すばらしい」と感じる。
感動するためには、対象ではなくこちらの感性の方が大切。
花を見てかわいいなと思える人の方が見逃す人よりもいい、遺伝子オンになりやすい。
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心の作用
この方が始められたきっかけには「大きな感動」があります。
フジコさんの魂のこもった「ラ・カンパネラ」に感動。
そして、同じ曲を弾きたいという、とてつもなく大きすぎる夢。
これが愚直に毎日7時間レッスンさせました。
つまり、努力が苦でない、毎日7時間レッスンが努力でない。
ちょっとずつ弾けるようになる、そこに喜びがあります。
地方のテレビに出たりしてさんまさんの番組までつながり、フジ子・ヘミングの前で弾くという機会につながりました。
感動、喜びがあって、大きな夢に届きました。
心の作用は、科学的に計ることがむづかしいですし、大事に思われません。
でも、これが本当に大きな力になって、とてつもない大きな可能性を開きます。
大きな夢をバカにしてはいけませんね!次回は、夢についてです。
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《ミュージシャンボディトレーナー進藤浩子》 バイオリン、ピアノ、トランペット、アコギ歴。 趣味は、大人から始めたクラッシックバレエ、英会話♪ 詳しくは ≫プロフィール |