弦楽器の弓の腕は、座り方でより動く
弦楽器では姿勢や座り方で、弓を弾く腕の動きやすさが違ってきます。
コントラバスは、肩から先だけ腕を動かすのと上半身から動かせるのとで、手や弓のリーチが違ってきます。
椅子の紹介なので左右の人が違いますが、弦楽器で腕の動きがよくわかる絵として、許可を得て転用させていただきました。
テニスで打つ前に、テイクバックしてラケットを一旦引くとき、前胸部が開くような上半身の動きがあります。
腕を使うときに肩から先だけ動かすのではなく、下半身を固定源にして、上半身で腕を動かします。
右側の胸が開いたり背中が伸びると、右腕を広く使えます。
弓で腕を動かすときに、肩から先だけ動かすのと、上半身から動かせるのとで、手や弓のリーチが違ってきます。
骨盤から下で体を支えて、安定していること。
右図は骨盤の下で座って、背中が伸ばせています。
安定して座っていると、自由に腕を動かせます。
左図は、体を支えるために腰が丸まって、肩から先しか動かせません。
太腿にヘンに力をいれているかも。
同じように猫背などよくない姿勢でも、背中や胸の筋肉や胸郭が動かず、腕だけの動きになってしまいます。
背中の伸びが悪い、肩甲骨の動きが悪ければ、コントラバス、チェロ、バイオリンで腕の動きに不利になります。
問題は自分が動きにくいことに気付かないことです。
11/1 「音楽医学研究会」
@東大駒場より
ちょっとだけ黄色く色づいた銀杏並木に銀杏の香り♪
岐阜の下呂市立金山病院院長で岐阜県交響楽団コンバス奏者の須原先生より、コントラバスでの腰痛のお話でした。
これは私の解説^^
写真の転用を快諾してくださり感謝いたします。
安定して座って背中から腕を動かせるといいです。
腰痛も減り、弓のスピードも出ます。
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「音楽家の動きにくさを解消〜奏でやすくなる秘訣」
《ミュージシャンボディトレーナー進藤浩子》 誰もが健やかに自分らしく奏で、音楽を通して明るい未来を目指します。 医療系の大学卒業後長年医療に従事したのち、音楽家に体の指導やケアを行っています。 バイオリン、ピアノ、トランペット、アコギ歴。 詳しくは ≫プロフィール |