肩こり、腰痛、手の痛み…音楽家の寒さ対策
2019年、あけましたね。
冬のこの時期、肩こり腰痛の人が増えます。
寒くて手がかたいと演奏で力が入ってしまうので、鍵盤の人の「痛い」も続出します。
寒さは、歌や演奏する人の大敵なんです。
インフルエンザも流行ってますね。
カイロで歌や演奏しやすく
寒いと熱を逃がさないよう筋肉がかたくなります。
カイロを貼る場所で、グッと歌や演奏しやすくなります。
肩こりの人は肩甲骨の間、腰痛の人はおへその背中側、歌の人はおへその下がオススメです。
つまり、動きをよくしたいところや大事なところを温めて動きやすくします。
寒さで手がかたいと演奏で力が入ってしまい、手が力むと肩がかたくなります。
これは重いものを持つ時のように、手に力を入れると腕や肩までかたくなるからです。
ますます肩がかたく腕が動きにくく、手を使いづらく痛みに。
肩や手を温めて、これを断ち切ります。
背中に貼りにくい人は、肌着などに貼ってから着ます。
火傷に注意してくださいね。
根本的には、肩こりや腰痛起こさないことが演奏で必要ですが、その話はまた別に。
手浴、お風呂
演奏前、手が冷えているとき、お湯で手を洗うくらいではぬるい！
42〜44度、お風呂ぐらいの温度のお湯を洗面器にはって、手首から先をつけてしっかり温めます。
手が温もると腕、肩まで温もって、ほぐれるのがわかります。
冬はシャワーより断然お風呂。
重力を減らして筋肉を弛め、かつ温めほぐして、心身ともリラックス。
熱くしすぎないで、湯船から出るのに寒くない程度の温度で。
3首を温める
3つの首とは、首、手首、足首です。
露出して冷えやすく表面に動脈があるので、その先が冷たくなって心臓に戻る血液まで冷えてしまいます。
今年はストールをオシャレに巻いたり、ふわふわマフラーが流行ってますね。
手首まである手袋や、手首がリブになっている上着やニットがお勧め。
（私もモフモフマフラー買いました＾＾。軍手みたい、笑）
動く
寒いと、熱を逃がすまいと筋肉がかたくなります。
ただでさえ椅子に座っりぱなし。
軽くでいいので、大きな筋肉、背中や腿を動かすために腕や足を動かします。
音楽をやっていると、どうしても動かない時間が長くなります。
休憩に軽く体を動かしたり、足首を動かすなどしてくださいね。
もちろん、走るなど有酸素運動すれば、熱くなります。笑
体の中、食べ物から
温かいものを食べて体の中から温めるのと、焼いたり鍋にすることで部屋が暖まり、体の外からも温もります。
熱くなった鉄鍋や土鍋は、火を切っても熱を放熱するそうです。
イモ類や白菜、ごぼうなど冬に採れる根菜は、土からの栄養や熱を貯めるでんぷんたっぷり。
（体は寒い時期、脂肪を蓄えやすいワケ。）
陽を浴びた柑橘類もビタミンたっぷりで、風邪予防や水分補給に。
人間は寒い暑いだけで、体力を消耗します。
体温を保つ代謝にエネルギーを使うからですね。
寒さ対策だけでなく、ちゃんと栄養摂ることも大事ですね。
インフルエンザ対策に、免疫あげようって言います。
免疫は、動物が病気にならないように入ってきた細菌やウイルスをやっつける、自然に備わっている病気を防ぐ力です。
体が冷えると免疫力が下がるとも言われます。
でも、免疫って何かを食べてすぐに上がるものじゃないです。
植物は動けないので、陽を浴びてビタミンやポリフェノールなど抗酸化物質を作って自分を守ります。
動物はそういうものを作れないので、恒温動物は動いて植物から栄養を摂ることで、体を守ります。
私たちは所詮、動物です。
便利で動かない生活や不摂生、工場でできる添加物だらけのジャンクフードを食べて不自然な生活なら、自然な力は弱くなります。
寒さという自然に対して、動いたり季節のものを食べることで体は守られます。
以前の私は
実は私、以前は手はパックリ割れやあかぎれ。
足は子供の頃からしもやけ（血豆ができたことも）でした。
肩の故障後は、寒い時期、肩にテーピングしても痛みが消えませんでした。
今はじっとしてると肩がこるくらいで、軽く動いてすぐ解消します。
動くことでかたくなりにくい、ジャンクなものをあまり摂らない、みかんの皮入り風呂が大きいと思います。笑
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《ミュージシャンボディトレーナー進藤浩子》 ミュージシャン・音楽家の方を対象に、痛みを手放し音を出しやすい体づくりと、 音楽家としてステージをアップさせていくパーソナルトレーナーをしています。 長年医療に従事したのち、音楽家専門のパーソナルトレーナーに。 バイオリン、ピアノ、トランペット、アコギ歴。 趣味は、大人から始めたクラッシックバレエ♪ 詳しくは ≫プロフィール |
