ステージに立つ人の歌や演奏前のウォーミングアップで大事なこと
こんにちは。
ミュージシャンボディトレーナーの進藤です。
歌や演奏前にウォーミングアップしていますか?
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歌やドラム、弦楽器やギター、ベース、ピアノ演奏前のウォーミングアップ
多くの人が、「よくあるやり方」でやります。
手首を引っ張ってストレッチしたり、グイグイ引っ張ってストレッチしたり、力を入れたりします。
やって、効果がありますか?
手や指、腕が動きやすくなった?
歌なら声が大きくなってる?
ややこしいのは、手首や指を引っ張って脱力してしまったのに、「動きやすくなった」と感じてしまうことや、
いつもやっていると、効果がどうあれ、やらないと気が済まなくなってしまうことです。
歌や演奏でのウォーミングアップの目的
やっているウォーミングアップは、目的にあった効果がありますか?
音楽でのウォーミングアップの目的は、音を出しやすくなることです。
指が速く動きますか?
腕が動きやすいですか?
口や胸が軽く動きやすいですか?
ウォーミングアップというと、力が入るようにしたり角度を大きくしようと体育的な発想をします。
歌や演奏のウォーミングアップでは、かたさを取り除いて力まないようにします。
立ちっぱなし、座りっぱなしで負担がかからないように、首や背中の筋肉、背骨や関節をゆるめて動きやすく、体を楽器ごと支えやすく。
手腕を動かすための小さな筋肉が、適切に伸び縮みしやすいようにします。
かたさは個人差が大きく、また同じ人でも状況によって変わってきます。
動いてみないと、かたいとか動きやすいとかわからないです。
ステージでウォーミングアップが大事なわけ
緊張すると、筋肉はかたくなります。
ウォーミングアップしてみて、体がいい感じになったとかわかるようになるといいです。
自分で体の状態をみながらほぐしていきます。
体の中の状態に目を向けることで、メンタルを落ち着かせる効果があります。
ルーティンにして普段から体の状態に目を向けることで、大きなステージの本番前でも緊張のコントロールができて、心身ともにいい感じに持っていけます。
腕のためのウォーミングアップ動画
ベテランドラマー向けですが、体がかたい人、肩がこる人にもオススメです。
1、上半身をほぐす
2、首のストレッチ
3、肩を前と後に動かす
4、手をプラプラ振る
コツは、力を入れてやらず大きくがんばらず、回数も数回で大丈夫です。
ぜひやってみて下さいね!
ベテランドラマーとは、40代以上をさしています。
体のかたさから肩が動きにくく、腕が力みやすい。
力むと楽器からの反力も大きくなって、腕を痛めやすい。
やった後、座りが安定して上半身が軽くなっているといいです。
ウォーミングアップは、体のチューニング
スポーツのようにひどく動くことはありませんが、体を動かして音を出します。
自分の手腕などを動かして、楽器をチューニングしたり弾いたり、声を出します。
音を聴いて、自分の動きを確認しています。
必要な動きをやりやすいように、体のチューニング、そして聴覚のチューニングでもあります。
歌やアコースティックな楽器ほど、体の動きやすさが音への影響が当然大きいです。
レッスン前に、自分の理想の音が出せる、それに必要な動きをやりやすい体でいれるように。
その場で精緻な動きに、力がしばしば邪魔になります。
体はかたい、力んでいるというサインを出しませんから、後から、肩がこったり腰や腕を痛めてしまいます。
音楽でのウォーミングアップは、かたさを遠ざけて力まず音に必要な動きをやりやすくなりたいです。
動きやすいとは、力や角度大きく動かせる、という固定概念がありますが、“動く抵抗”をなくします。
体側から動きやすいようにして、末端で操作しやすくします。
普段、エクササイズでしっかりストレッチしたりトレーニングしたりするのは構いません。
実際にやってみましょう!
公開体験会、どのパートの人もウェルカムです。
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《ミュージシャンボディトレーナー進藤浩子》 ミュージシャン・音楽家の方を対象に、痛みを手放し音を出しやすい体づくりと、 音楽家としてステージをアップさせていくパーソナルトレーナーをしています。 長年医療に従事したのち、音楽家専門のパーソナルトレーナーに。 バイオリン、ピアノ、トランペット、アコギ歴。 趣味は、大人から始めたクラッシックバレエ♪ 詳しくは ≫プロフィール |