腱鞘炎、ジストニア、音楽家の病気が教えてくれるもの
こんにちは。
ステージに上がる音楽家のためのパーソナルトレーナー、進藤浩子です。
手が痛い、ジストニアで思うように動かせなくなった、声が出せない、どこか痛くて満足に弾けない…
痛くなったり動かせなくなって、初めて体を意識します。
そして、この痛みは消したい、病気なんてイヤ、逃れたいと思います。
「演奏家なのに動かせない手はダメ」痛みがあることや病気である自分にダメ出しをしてしまいます。
痛みの意味
例えば、胃が痛いと感じたとします。
胃がなんとも不快な感じ、これはよくない、この症状を消し去らなくては。
胃薬がないか探して、なければドラッグストアに買いに行って飲みます。
症状は軽くなってヨカッた。これでまた食べれる。よしよし。
でも胃の痛みを起こした原因があったはずです。
食べ過ぎとか消化のよくない物だったり、精神的な負担だったかもしれません。
胃痛でも何の病気でも症状を消すより、原因を改善することが必要ですよね。
症状をあってはならないものと考えて、原因をそのままにしてしまいます。
どんどん原因と傷が大きくなってしまう可能性があります。
人は動きにくさを自覚しない
手が痛い、肩がこる、腰が痛い。
人は自分のかたさ、動きにくさを自覚しません。
痛みやこりなどの症状は、あくまで結果です。
例えば歌や演奏で動きにくいと無自覚で力んでしまいます。
結果、手や喉が痛くなります。
腕が疲れ、続けてしまうと筋炎や腱鞘炎を起こします。
ゆっくり、普段の何倍も遅いテンポで動かしてみてください。
色んなことに気づけます。
肩がこったり腰が痛い時、対症療法をとりがちです。
コリや腰痛はあくまで結果で、かたくなったり負担がかかって痛みが出ます。
原因が姿勢、楽器の構え方や、スマホなど生活習慣の中にあったり、じっとして動かなかったせいもよくあります。
体がかたくならないようにして、コリや腰痛を起こしにくくすることはできます。
焦り、プレッシャーがあったり緊張したり、精神的な負担も手や体をかたくします。
病気や痛みが教えてくれるモノ
私たちは、痛みや思うように動かないという体の合図で、体の異変に気づきます。
症状は、体や心に負担があると言う体からのサインです。
動き方、姿勢、その時の気持ちに、自分では自覚できない負担があったはずです。
あなたが過去、痛めたことがあったら、その時の精神的、身体的な状況がどうだったか、思い出してみてください。
痛みや病気は、自分の動き方や生き方を見つめる機会です。
腱鞘炎でもジストニアでも、演奏家なのに早く動かせない手はダメ、病気の自分はダメと思わないでいてください。
演奏できなくなっても、自分を責めない、自分に厳しくしないことが大事です。
自分が安心していることで、身体的にいい方向に向かうことができます。
病気や痛みは、自分がよりよい方へ行けるよう道を示してくれるもの。
自分を思いやり、いたわる気持ちを持ってください。
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《ミュージシャンボディトレーナー進藤浩子》 バイオリン、ピアノ、トランペット、アコギ歴。 趣味は、大人から始めたクラッシックバレエ、英会話、カラオケ♪ 詳しくは ≫プロフィール |